2008年 04月 14日
子供の学力 |
スミマセン、随分ご無沙汰してしまいました。
余りにも不定期な更新に、皆様のあきれ顔が目に浮かぶ様です。?.....
下の記事は、実は一月の下旬にメモして保存していたものです。
今年も22日に全国学力テスト(国公私立小学校6年、中学3年対象)が実施されますね。実施に十数億の費用がかかる。教育に競走原理はなじまない。など、賛否両論もあるようですが、今年はどんな結果がでるのでしょう。
◆先日、次女の算数の授業参観に行ってきました。
「箱の形」について勉強するというもので、”直方体を作る”というのがその時間の課題です。
先生が方眼画用紙を一人一人に配り、それぞれの四角形の辺の長さを指定します。
直方体ですので、子供たちは全部で6面の四角形を切り取り、それらの全ての辺を器用にセロテープで繋ぎ合わせました。直方体の出来上がりです。
私はそのプロセスをよく観ていました。
近くにいた一人の男の子は、面をすべて切り取って貼る方法では無く、四角形の展開図を想い描いている様子が観て取れました。
その後、我が子の傍に行ける機会があったので、「○○くんは展開図(実際には展開図という言葉は使いませんが)を知っていたよ。」と、軽く話しかけてみました。
娘は、「ウチの班も同じ事話し合っていたよ。私がこうやって図を描いてみたら、○○ちゃんがそれは牛乳パックを開いてみたところだねって言ったもん。」と言いました。
子供は生活や遊びの中で何気なく学習しているんですよね。
きっと○○くんも、お家でキャラメルか何かの箱を眺めたり触ったりする事で、それを習得したのでしょうね。
傍に居る大人は、邪魔になったケーキの箱なども、むやみにくしゃくしゃにして捨てたりできないんですよね。(笑)
展開図は後に小学校5年生の算数で学習します。
日本の子供たちの学力低下が騒がれている昨今です。
それでも、2007年4月に約40年ぶりに行われた全国一斉学力テストでは、基礎的な学力である、”知識”の量は衰えていないという結果が出た。と、教育評論家の尾木直樹先生は言います。
国際社会が学力と定義しているのは知識を生活の中で使える力、つまり『活用力』のこと。
日本の社会が捉える学力とは知識力そのもので、そこが国際社会との隔たりなのだと....
フィンランドは学力が高い国で有名ですが、1999年に教育改革が始ったそうです。当時の文部省のトップのお年は29歳。
非常に改革に熱意を持っておられた方のようで、教育にかける費用は惜しまなかった様です。
「まずは教育ありき、国の経済力はその後に付いてくる。」が信条だったのです。
彼が制定した『フィンランドメゾット』の概要は、
①発想力②論理力③批判的思考力④表現力⑤コミュニケーション力、をフルに活用し基礎学力を学ぶと同時に、活用力が自然と身に付いていく勉強方法を取り入れて行く。というもの。
尾木直樹先生曰く、子供をお姫様やお殿様にしないで、どんどん家の事をやらせてみましょう。日本でも、子どもたちに活用力を付けさせるために、日常生活の中で頭を使わせましょう。チラシを見て、一番安く買い物ができるスーパーで買い物をさせるなど、みなさんも今日から試してみてはいかがでしょうか。と、おっしゃっていました。
フジテレビ系列放送の「テレビ寺子屋」での一説です。
マスコミ各位で教育格差などという言葉が踊っていますが、幾つかを知ることによって少しばかりか、気が楽になった様に感じます。勉強になりました。笑
by tuyuno
余りにも不定期な更新に、皆様のあきれ顔が目に浮かぶ様です。?.....
下の記事は、実は一月の下旬にメモして保存していたものです。
今年も22日に全国学力テスト(国公私立小学校6年、中学3年対象)が実施されますね。実施に十数億の費用がかかる。教育に競走原理はなじまない。など、賛否両論もあるようですが、今年はどんな結果がでるのでしょう。
◆先日、次女の算数の授業参観に行ってきました。
「箱の形」について勉強するというもので、”直方体を作る”というのがその時間の課題です。
先生が方眼画用紙を一人一人に配り、それぞれの四角形の辺の長さを指定します。
直方体ですので、子供たちは全部で6面の四角形を切り取り、それらの全ての辺を器用にセロテープで繋ぎ合わせました。直方体の出来上がりです。
私はそのプロセスをよく観ていました。
近くにいた一人の男の子は、面をすべて切り取って貼る方法では無く、四角形の展開図を想い描いている様子が観て取れました。
その後、我が子の傍に行ける機会があったので、「○○くんは展開図(実際には展開図という言葉は使いませんが)を知っていたよ。」と、軽く話しかけてみました。
娘は、「ウチの班も同じ事話し合っていたよ。私がこうやって図を描いてみたら、○○ちゃんがそれは牛乳パックを開いてみたところだねって言ったもん。」と言いました。
子供は生活や遊びの中で何気なく学習しているんですよね。
きっと○○くんも、お家でキャラメルか何かの箱を眺めたり触ったりする事で、それを習得したのでしょうね。
傍に居る大人は、邪魔になったケーキの箱なども、むやみにくしゃくしゃにして捨てたりできないんですよね。(笑)
展開図は後に小学校5年生の算数で学習します。
日本の子供たちの学力低下が騒がれている昨今です。
それでも、2007年4月に約40年ぶりに行われた全国一斉学力テストでは、基礎的な学力である、”知識”の量は衰えていないという結果が出た。と、教育評論家の尾木直樹先生は言います。
国際社会が学力と定義しているのは知識を生活の中で使える力、つまり『活用力』のこと。
日本の社会が捉える学力とは知識力そのもので、そこが国際社会との隔たりなのだと....
フィンランドは学力が高い国で有名ですが、1999年に教育改革が始ったそうです。当時の文部省のトップのお年は29歳。
非常に改革に熱意を持っておられた方のようで、教育にかける費用は惜しまなかった様です。
「まずは教育ありき、国の経済力はその後に付いてくる。」が信条だったのです。
彼が制定した『フィンランドメゾット』の概要は、
①発想力②論理力③批判的思考力④表現力⑤コミュニケーション力、をフルに活用し基礎学力を学ぶと同時に、活用力が自然と身に付いていく勉強方法を取り入れて行く。というもの。
尾木直樹先生曰く、子供をお姫様やお殿様にしないで、どんどん家の事をやらせてみましょう。日本でも、子どもたちに活用力を付けさせるために、日常生活の中で頭を使わせましょう。チラシを見て、一番安く買い物ができるスーパーで買い物をさせるなど、みなさんも今日から試してみてはいかがでしょうか。と、おっしゃっていました。
フジテレビ系列放送の「テレビ寺子屋」での一説です。
マスコミ各位で教育格差などという言葉が踊っていますが、幾つかを知ることによって少しばかりか、気が楽になった様に感じます。勉強になりました。笑
by tuyuno
by bricolage
| 2008-04-14 15:48
| Slow Life